ハロン湾
１９９４年に自然遺産に登録され、ベトナムの最も有名な観光地の一つ。国内外からの多くの観光客が訪れる。独特の形をした奇岩の間をクルージングで進む。奇岩の中には、向かい合う闘鶏のようなものや犬のようなもの形の奇岩がある。クルーズの途中には船から降り、手漕ぎボートかカヌーに乗り換え、巨大な鍾乳洞の中を探検できたりアクティビティ満載である。
タンロン遺跡
２０１０年にユネスコ世界遺産に登録されたタンロン遺跡。この場所に１１世紀から１９世紀の間ベトナム王朝の城が築かれていた。１００９年にベトナム王朝のレ朝の王、レ・コン・ウアンによって城が築かれた。ベトナムの政権の移り変わりにつれ、そのたびにタンロン遺跡は破壊と再建を繰り返し、様々な特徴を残した。
チャンアン複合遺産
２０１４年、ホアルー遺跡群、タムコック、チャンアンの文化、自然の二つが世界遺産に登録された。ハノイから南へ２時間ほど向かった先にあるニンビン省に個のチャンアン複合遺産がある。世界遺産に登録され、人気が急上昇しているこの場所は、奇怪な自然美であふれ、水墨画のような哀愁を漂わせている。
ホイアン
１９９９年、ホイアンの古い街並みが世界遺産に登録された。ホイアンの町は世界で最も安全な観光地として有名で、穏やかな空気が流れている。江戸時代に日本人貿易商がこの場所に住んでいたこともあり、日本に関連した観光名所に多くの観光客が訪れている。ホイアンの町と言えば、黄色い外壁の家と、闇夜を色鮮やかな光で照らすランタンが有名である。
ミーソン遺跡
１９９９年に文化遺産となったミーソン遺跡は、２世紀から１９世紀初頭まで反映したチャンパ王国の宗教的聖地であった場所である。チャンパ王国の人々は、ヒンドゥー教を信仰していた。ミーソン遺跡は彼らののメッカであった。ここは、ヒンドゥー教の神々の家であり、宇宙の中心とされていた。そして、遺跡群の外壁にはヒンドゥーの神話が描かれている。
フエ建造物群
１９９３年にベトナムで初の世界遺産に登録された。１８０２年から１９４５年まで中部地方のフエで栄えたベトナム最後の王朝、グエン朝期に当時の王族が生活していた王宮や皇帝の陵墓がそのまま残されている。ベトナム戦争や数多くの内戦の結果、多くの歴史的建造物が崩壊した中、それらの戦火を逃れ、今なお歴史を継承する数少ないものである。