1000年以上の歴史を持つ、ハノイ発祥の水上人形劇が楽しめる。カラフルな色で塗られた木製の人形は、特設の池の上で舞い、なめらかで複雑な動きは、その後ろの幕の裏側の人形使いによってなされている。人形の動きに合わせて、池を囲って音楽団がアップテンポのリズムを奏でている。演劇のナレーションは伝統をそのままにするために言語はベトナム語のみである。
演目
3~5分の9話で構成されており、時間は約45分ほど。ハノイにある、ホアンキエム湖の伝説をモチーフにした題材や、当時の農民の日常光景などをコミカルに演じられ、笑いを誘う。
歴史
水上人形劇は、11世紀にハノイに流れるホン河デルタ地域で生まれた。当初は、ただの娯楽として生まれたわけではない。過ちを犯さないような戒めの意味合いを込めた娯楽として、村々で楽しまれていた。現在では、特設の池で演じられているが、当時は水田がステージとして使われ、ヒルなどにかまれるなどの苦労があったという。水上人形劇の題材は、当時の題目と変わらないものも含まれている。人形を操作する技術は世代を超えて口外禁止であった。11世紀から15世紀のころに、農村から宮廷にまで水上人形劇が広まっていった。
詳細情報
営業時間 | 17:00 /18:30 |
入館料 | 23万ドン |
その他 | 定休日 なし |