1601年に創建されたティエンム寺。ティエンム寺の入り口にはフエを代表する、高さ21mの仏塔、トゥニャン塔がそびえたっている。7層に組まれたこの仏塔にはそれぞれの層に仏堂が置かれている。
トゥニャン塔の西側には、2トンを超える巨大な鐘があり、その音は10km先まで響き渡る。
トゥニャン塔の奥へ進むとティエンム寺の中心、ダイフン寺がある。
ティエンム寺の名前の由来は、天女という意味があり、ある伝説によって名付けられた。
トゥニャン塔が立っている場所に、ある日老婆が現れた。彼女はそこに住んでいた人々にいずれ王が来て、この場所に寺を建てると告げ姿を消した。そして1601年にグエン・ホアンという王がこの地に現れ、老婆の言葉通りに現在のティエンム寺を建造したのである。
ベトナム戦争期に政府の仏教徒に対する圧政に抗議し、焼身自殺をしたティック・クアン・ドックという僧侶がサイゴンまでの移動に使用した青い車が展示されている。その僧侶は自らにガソリンをかけ、火で体が燃えているにもかかわらず、絶命するまで座禅を崩さなかった。火が消え、そこに残っていたのは彼の心臓だけだった。
彼の勇敢な死に対して、国民は軍事クーデターを敢行した。
詳細情報
営業時間 | 7:00~11:00 /13:30~18:00 |
入館料 | 無料 |
その他 | 定休日 なし |
ツアー
世界遺産フエ&郊外史跡巡り1日観光
料金:125ドル~
時間:約9時間30分(8:00~17:30)