ベトナム戦争期に南ベトナム政府大統領が使用していた会議室や宴会場、さらに暗号解読室など軍事的に使用されていた部屋などが残されている。
歴史
ベトナム戦争が終結した場所でも有名な場所である統一会堂。1975年4月30日にベトナム解放軍が会堂の入り口の鉄柵を戦車で突破した。バルコニーに上り解放軍の旗を振った。
統一会堂(大統領官邸)は、元々フランス統治時代にフランス総督の官邸であったが、フランス軍がベトナムから撤退後に南ベトナム政府大統領のゴー・ディン・ジエムの官邸になった。1962年にアメリカの傀儡政権であった南ベトナム政権に対して抵抗していた南ベトナム解放軍が官邸を空爆した。ベトナム解放軍の目的は、ゴー・ディン・ジエムの殺害であったが、その作戦は失敗に終わった。1962年に再び同じ場所で官邸の再建を命じ、1964年に現在の統一会堂が完成したが、1963年にゴー・ディン・ジエムはベトナム解放軍により殺害され、完成をみることができなかった。
後任のグエン・バン・チエウ大統領の官邸となったが、1975年4月30日にベトナム解放軍がこの官邸に戦車で侵入し、南北統一を果たした。このことから統一会堂と呼ばれている。
詳細情報
営業時間 | 7:30~11:00 /13:00~16:00 |
入館料 | 4万ドン /6歳~18歳 1万ドン |
その他 | 定休日 なし |